これまで展覧会を取材して、余力があれば、2つのブログやFacebookなどで紹介するという形でやってきましたが、3月から取材予定の展覧会を事前に公開し、その中で特に注目されている展覧会を、取材後に優先的に紹介していこうと思います。
ついては、以下の取材予定展覧会リストをご覧になって、「これはぜひリポート記事を」というものがあれば、この投稿か、もしくはFacebookにコメントいただければうれしいです。コメントいただいた方には展覧会の招待券をプレゼントさせていただくかも、です。
3月は春休み対応で展覧会も入れ替えが増えます。基本的に首都圏の展覧会のみを紹介しますが、この春は地方も見逃せない展覧会がはじまりますので、そちらもあわせてご紹介します。では、コメントをお待ちしています。
『カラヴァッジョ展』
会期:3月1日(月)〜6月12日(日)
会場:国立西洋美術館(上野)
『企画展 GAME ON 〜ゲームってなんでおもしろい?〜』
会期:3月2日(水)〜5月30日(月)
会場:日本科学未来館(青海)
『PARIS オートクチュール 世界に一つだけの服』
会期:3月4日(木)〜5月22日(日)
会場:三菱一号館美術館(東京)
『伊東豊雄展 空気をデザインする —みんなの森 ぎふメディアコスモス—』
会期:3月3日(木)〜5月24日(火)
会場:LIXILギャラリー(京橋)
『Across Borders: Naoki Ishikawa 石川直樹写真展』
会期:3月3日(木)〜6月30日(木)
会場:カナダ大使館高円宮記念ギャラリー(青山一丁目)
『スタジオ設立30周年記念 ピクサー展』
会期:3月5日(土)〜5月29日(日)
会場:東京都現代美術館(清澄白河)
『MOTアニュアル2016 キセイノセイキ』
『MOTコレクション コレクション・オンゴーイング』
会期:3月5日(土)〜5月29日(日)
会場:東京都現代美術館(清澄白河)
『恐竜博2016』
会期:3月8日(火)〜6月12日(日)
会場:国立科学博物館(上野)
『VOCA展2016』
会期:3月12日(土)〜30日(水)
会場:上野の森美術館(上野)
『RELIGHT DAYS』
会期:3月11日(金)〜13日(日)
会場:六本木けやき坂『Counter Void』前(六本木)
※点灯式:3月11日(金)17:50〜18:00
第三回『3.11 映画祭』
会期:3月11日(金)〜14日(金)
会場:アーツ千代田3331 1Fラウンジ(末広町)
『ロバート・モリス & 菅木志雄展』
会期:3月12日(土)〜
会場:BLUM & POE 東京(原宿)
『見附正康』
会期:3月12日(土)18:00〜20:00
会場:オオタファインアーツ(六本木)
『いきとしいけるもの』
会期:3月12日(土)〜5月18日(水)
会場:ハラ ミュージアム アーク 特別展示室 觀海庵(渋川)
『女神たちの饗宴 原美術館コレクション展』
会期:3月12日(土)〜6月26日(日)
会場:ハラ ミュージアム アーク 現代美術ギャラリー(渋川)
『MIYAKE ISSEY展:三宅一生の仕事』
会期:3月16日(水)〜6月13日(月)
会場:国立新美術館(六本木)
『奥村土牛 -画業ひとすじ100年のあゆみ-』
会期:3月19日(土)〜5月22日(日)
会場:山種美術館(広尾・恵比寿)
『ボストン美術館所蔵 俺たちの国芳 わたしの国貞』
会期:3月19日(土)〜6月5日(日)
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷)
『Modern Beauty フランスの絵画と化粧道具,ファッションにみる美の近代』
会期:3月19日(土)〜9月4日(日)
会場:ポーラ美術館(神奈川・箱根)
『瀬戸内国際芸術祭2016 春』
会期:3月20日(日)〜4月17日(日)
会場:直島をはじめ瀬戸内の12島14会場
『特別展 生誕150年 黒田清輝─日本近代絵画の巨匠』
会期:3月23日(水)〜5月15日(日)
会場:東京国立博物館(上野)
『安田靫彦展』
会期:3月23日(水)〜5月15日(日)
会場:東京国立近代美術館(竹橋)
『六本木クロッシング2016展』
会期:3月26日(土)〜7月10日(日)
会場:森美術館(六本木)
2016年2月21日
2016年2月14日
一人ぼっちの火星にゴキゲンなディスコミュージックが響き渡る:映画『オデッセイ』
映画『オデッセイ』を観てきました。監督はリドリー・スコット、主演はマット・デイモン。火星探査の事故で火星に一人取り残された宇宙飛行士ワトニーのサバイバルと、彼を救おうとするNASAをはじめ地球の人々による救出劇を、最新の科学的根拠を元に描いたSF映画。
というだけで、裏で暗躍する政府高官とのやりとりが緊張感に満ち満ちたサスペンス調なのか、はたまた宇宙に一人取り残された状況を疑似体験できるドキュメント風味なのか、と思っていたのですが、ぜ〜ぜん、違いました。この深刻そうな予告編にダマされちゃいけません。
マット・デイモン演じる植物学者ワトニーが、時折くだらないギャグを飛ばしたりしつつ、とにかく明るい。前向きに不可能と思うよなうなことを知恵と努力でひとつひとつ克服していく姿にどんどん感情移入できちゃいます。ラストのワトニーを救出するシーンでは思わず、やった!と声をあげちゃいました。映画館で声を上げるほどのめり込んだのはひさびさでした。
そしてなんといっても、ルイス艦長が火星に残していった70年代ディスコ・ミュージックがたまりません。ドナ・サマーの「ホット・スタッフ」、ABBAの「恋のウォータールー」、テルマ・ヒューストンの「ジス・ウェイ」、でもってグロリア・ゲイナーの「恋のサヴァイヴァル」なんて、おもいっきり洒落が効いてます。荒涼としてたった一人ぼっちの火星に流れるディスコサウンド。もうシュールを通り越して爆笑です。ただ、ディスコじゃないけど、デヴィッド・ボウイの「スターマン」がかかった時はちょっと泣きそうになりました。
はやくも今年のベストワンです。「スターウォーズ」なんて足元にも及びません。おもしろいよっ!
映画『オデッセイ』オフィシャルサイト
2016年2月4日
2045年問題を映像化!? 映画「オートマタ」で僕らの未来を考える
2045年問題とか言われてますが、ロボット好きとか、科学オタクが話題にしている、この問題を先取り(?)した映画『オートマタ』が3月5日に公開されます。主演は僕的にはマッチョおじさんのイメージが強いアントニオ・バンデラスさん。このエロかっこいい彼が、あたまツルーリで熱演しています。
そんな本作の中身ですが、太陽風の増加で急激な砂漠化が進んで、2100万人まで人口が減少してしまった、2044年というとっても近い未来の地球が舞台です。この砂漠化を防ぐ防護壁の建設に駆りだされているのが、大量に製造されている2つの制御プロトコルを持つオートマタ=人型ロボット・ピルグリム7000型です。
まさにこのロボットがもう一方の主人公なんですが、その制御プロトコルというのが、(1)生命体に危害を加えてはいけない、(2)自他を修理・改造してはいけない、の2つ。しかし、自己改造した機体が現れ、オートマタを製造するROC社保険部の調査員ヴォーガン(バンデラス)は調査に乗り出すのですが…。
てな内容なんですが、とにかく、ロボットが反逆したり、人類を支配したり、なんていうおもいっきり人間的な煩悩に基づいたことではなく、もっと違うことが起こるわけで、これが、近いうちに本当に起きそうな話なので、とってもリアルつうか。結構、淡々としたストーリーなんですが、なんか相手がロボットなだけに展開が予測しにくくて、目が離せないのです。
ネタバレになるので、詳しく書くのは避けますが、まさに技術が著しく発展し、人工知能が人間と並びそれを超える、いわゆる “技術的特異点” と言われる場面が描かれているのは衝撃的です。この時、オートマタが語る内容が、まさに、僕らいまを生きる人類に投げかけられた大きな問いかけになっていて、僕らはあらためて自分たちの存在意義や存在する上での価値を考えなければならないことを思い知らされるのです。
そんな感じのちょっと変わった映画ですが、深田晃司監督の「さようなら」同様、僕たちのあたらしい友人である(〜であってほしい)ロボットの事、そしてそれを実現する技術が本当に必要なものなのか、必要であるとしたら、それとどううまく向き合っていくのか早急に考えておかないと、それこそ2045年なんて、あっという間にきてしまいます。
ちなみに、2045年なんて自分は生きてないよ、と思っていたのですが、いまから30年後。84歳ってことは、あながち生きてるかもしれんのです。さて、どんな未来にするかは、僕たち次第です。
『オートマタ』2016年3月5日公開
そんな本作の中身ですが、太陽風の増加で急激な砂漠化が進んで、2100万人まで人口が減少してしまった、2044年というとっても近い未来の地球が舞台です。この砂漠化を防ぐ防護壁の建設に駆りだされているのが、大量に製造されている2つの制御プロトコルを持つオートマタ=人型ロボット・ピルグリム7000型です。
まさにこのロボットがもう一方の主人公なんですが、その制御プロトコルというのが、(1)生命体に危害を加えてはいけない、(2)自他を修理・改造してはいけない、の2つ。しかし、自己改造した機体が現れ、オートマタを製造するROC社保険部の調査員ヴォーガン(バンデラス)は調査に乗り出すのですが…。
てな内容なんですが、とにかく、ロボットが反逆したり、人類を支配したり、なんていうおもいっきり人間的な煩悩に基づいたことではなく、もっと違うことが起こるわけで、これが、近いうちに本当に起きそうな話なので、とってもリアルつうか。結構、淡々としたストーリーなんですが、なんか相手がロボットなだけに展開が予測しにくくて、目が離せないのです。
ネタバレになるので、詳しく書くのは避けますが、まさに技術が著しく発展し、人工知能が人間と並びそれを超える、いわゆる “技術的特異点” と言われる場面が描かれているのは衝撃的です。この時、オートマタが語る内容が、まさに、僕らいまを生きる人類に投げかけられた大きな問いかけになっていて、僕らはあらためて自分たちの存在意義や存在する上での価値を考えなければならないことを思い知らされるのです。
そんな感じのちょっと変わった映画ですが、深田晃司監督の「さようなら」同様、僕たちのあたらしい友人である(〜であってほしい)ロボットの事、そしてそれを実現する技術が本当に必要なものなのか、必要であるとしたら、それとどううまく向き合っていくのか早急に考えておかないと、それこそ2045年なんて、あっという間にきてしまいます。
ちなみに、2045年なんて自分は生きてないよ、と思っていたのですが、いまから30年後。84歳ってことは、あながち生きてるかもしれんのです。さて、どんな未来にするかは、僕たち次第です。
『オートマタ』2016年3月5日公開
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