2015年12月31日

お正月と言えば美術館!ですよね〜



恒例となったトーハク(東京国立博物館)の「博物館に初もうで」。なんともう13回目、干支も二巡目にはいりました。そんなこんなで、追随する美術館も年を迎えるごとに増えていて、もはや、お正月に美術館は定番中の定番!

最近ではお正月みたいに混んでる時期に海外旅行なんか行かないで、家や実家でのんびり、ゆったり過ごす人も多いようです。とはいっても、三ヶ日が終われば仕事、なんて人も多くて、三ヶ日をまるまる正月気分でだらだら過ごすのも勿体ない。初売りやバーゲン目当てでショッピングモールや家電店に行くのもいいけど、この際だから2,3日は美術館をハシゴするのもよいのでは。

そんなわけで、三ヶ日から開館している、オススメの美術館・博物館をご紹介します。無料で観覧できるところもあるので、要チェックです!

1月1日(月)開館
森美術館(六本木)
ポーラ美術館(神奈川・箱根)

1月2日(火)開館
東京国立博物館(上野)
国立西洋美術館(上野)
国立科学博物館(上野)
上野の森美術館(上野)
江戸東京博物館(両国)
東京国立近代美術館(九段)※2日、3日は無料観覧
東京ステーションギャラリー(東京)
三菱一号館美術館(東京)
サントリー美術館(六本木)
Bunkamura ザ・ミュージアム(渋谷)
中村屋サロン美術館(新宿)
東京都現代美術館(清澄白河)
ちひろ美術館 東京(上井草)
DIC川村記念美術館(千葉・佐倉)
ホキ美術館(千葉・土気)
岡田美術館(神奈川・箱根)
ハラ ミュージアム アーク(群馬・渋川)

1月3日(水)開館
山種美術館(広尾)
横浜美術館(みなとみらい)※3日は無料観覧
アーツ前橋(群馬・前橋)

こうやってみると、たくさん開館していますね。なんだか休館しているところがサボっているように見えちゃいますが、そんなことではないと思いますよ(笑)


2015年12月21日

年内最後の内覧会になる『英国の夢 ラファエル前派展』にBunkamura ザ・ミュージアムにきています。オフィーリアの、でピンと来た人は必見です。あ、オフィーリアはきてませんけど。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年12月21日

2015年12月20日

昨日から、映画『宇宙からのメッセージ』とテレビドラマ『宇宙からのメッセージ 銀河大戦』がごく一部で話題になっていますが、なんと、深作欣二監督の方の上映イベントがあるようです。なんてコアな。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年12月20日

2015年12月19日

なんかかなり批判が出ているようですが、僕は映画としてはそこそこ面白かったと思うな。そもそも、今回のエピソード7以降が、蛇足なのはわかりきっていることなので、あとは見る側がどう楽しむか、じゃないのかと思うのです。ダークサイドに行けば、批判的に見てしまうだろうし、僕はライトサイドから映画を楽しみたいな、と。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年12月18日

2015年12月18日

SWⅦ見た。でもって、一応、メモリアル版のパンフレットも。ただ日付が入っているってだけなんだけどね。なんていうか、やっぱり、ルーカスの映画じゃなくて、エイブラムスの映画になっていたってことだけは言っておこうかな。おもしろいことはおもしろいよ。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年12月18日
一応見に来た。ま、いろいろ原稿とか、企画書とかお待ちいただいている皆さん、これだけはどうかご勘弁を。にしても、上映開始前に撮ったのに、絶賛上映中とか(笑)
Posted by 千葉 英寿 on 2015年12月18日

2015年12月17日

目黒シネマのなんていうかまさに夢の二本立て。年末年始はこれで決まり!?
Posted by 千葉 英寿 on 2015年12月16日

2015年12月16日

グーグルの記者懇親会終わって、ようやくWOW。まずは新作の映像作品を見ないと。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年12月16日

グーグルの記者懇親会。恒例のライトニングトークがスタート。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年12月16日

来年3月放送のNHK大河ファンタジー『精霊の守り人』。どんな映像になるのか、本当に楽しみ。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年12月16日

2015年12月15日

ひさかたぶりのサントリー美術館の内覧会です。『水 神秘のかたち』展と題して、水に関わる神仏を中心に、説話や儀礼など、水にまつわる信仰に関連した彫刻や絵画、工芸などの造形物を展観し、日本人の持つ水の精神性にフォーカスしていくという、新しい視点の展覧会です。明日、12月16日(水)から開催です。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年12月14日

2015年12月14日


1月8日から日本橋三井ホールで開催されるアートイベント『FLOWERS BY NAKED』に展示されるコンテンツの一部お披露目が新木場の乃村工芸社のスタジオで行われました。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年12月14日

2015年12月12日

「江口寿史展」に続き、次は『浦沢直樹展』か。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年12月12日
東京国際映画祭の際に12月19日から公開の『ディーン、君がいた瞬間(とき)』のプロモーションで来日したロックフォトグラファーにして映画監督のアントン・コービン監督のインタビューがエンタメステーションのカバーインタビューとしてトップページを飾りました。インタビューと執筆は時岡 碧さんで、僕は記事監修を担当しましたよ。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年12月11日

2015年12月11日

『さかさまのパテマ』の公開直前に公開されたアルゼンチン映画の『アップサイドダウン 重力の恋人』が基本的な設定がとっても似ていて、あとから「パテマ」を見て、とっても驚いたのよね。http://www.kadokawa-pictures.jp/official/upside_down/
Posted by 千葉 英寿 on 2015年12月11日
今日は明日から国立新美術館で開催される『DOMANI明日』展の報道内覧会に行ってきました。なんといっても福島の現状をドラム缶とドキュメンタリー映像のインスタレーションで表現した栗林隆さんの《el Mabka》が素晴らしかったのです。...
Posted by 千葉 英寿 on 2015年12月11日
東京国際映画祭の際に12月19日から公開の『ディーン、君がいた瞬間(とき)』のプロモーションで来日したロックフォトグラファーにして映画監督のアントン・コービン監督のインタビューがエンタメステーションのカバーインタビューとしてトップページを飾りました。インタビューと執筆は時岡 碧さんで、僕は記事監修を担当しましたよ。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年12月11日

2015年12月10日

来年、もっとも期待している映画のひとつです。新海誠監督の最新作、「君の名は。」の公式サイトがオープン。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年12月10日

2015年12月8日

先週日曜日、目黒シネマで行われている『目黒シネマ名作チョイスvol.13 市川準監督特集2015 市川準と女優たち』での宮沢りえさんと犬童一心監督の対談を取材した記事が公開されました。いやぁ、いいトークイベントでした。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年12月8日

2015年12月6日

これがメディア芸術祭で優秀賞にもはいらなかったのが、本当に残念。お手盛りと言われようが、いいものはいいと評価してほしいもんだな、と。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年12月6日

2015年12月5日

舞浜アンフィシアターに着きました。で、これから音楽朗読劇『夏目友人帳』を観賞です。残念ながら取材はできないので、あとで感想を書きますね。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年12月5日

2015年12月4日

午後は川崎市市民ミュージアムに『江口寿史展 KING OF POP』のプレス内覧会に行ってきました。この方の絵は80年代からずーっと、文句なくステキです。やっぱりプロもリスペクトするだけあって、現役の漫画家、イラストレーターら、クリエイターの姿も見受けられました。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年12月4日
東京コミコンの記者発表会にきています。この後、ウォズが登壇します。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年12月3日

2015年11月29日


僕ももちろん未見なのですが、「夏目友人帳」を朗読劇にするというのは意外なようでいて、結構、あっているのかもしれません。結構な編成の音楽がついて、それも、アニメオリジナルの声優陣がライブで朗読するという。この新しいスタイルのエンターテイン...
Posted by 千葉 英寿 on 2015年11月28日

2015年11月27日

第19回文化庁メディア芸術祭の記者発表会に国立新美術館にきています。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年11月26日
平成仮面ライダーの礎を築いた『仮面ライダークウガ』のBlu-rayが出るってだけなら、おっ、いいな! ぐらいですが、な、なんと、あの五代雄介役のオダギリジョーが証言映像にでているって!これはみなきゃなんないでしょう。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年11月26日

2015年11月26日

これから『あなたが選ぶ展覧会2015』の生配信です。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年11月26日
原節子さんがお亡くなりになったそうです。42歳で引退してからはすっかり一般人として暮らされてきて、望むべくもなかったわけですが、歳を重ねてからの演技も見てみたかったと思います。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年11月25日

2015年11月24日


エンタメステーションに映画「FOUJITA」と近美で開催中の「MOMATコレクション 特集 藤田嗣治、全所蔵作品展示。」を紹介する記事を書きました。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年11月23日

2015年11月23日

三連休も結局、ずーっと溜まった仕事や原稿を片付けるのに終始。最後の一日だけでも、出かけようと思って、ふと、今日が最終日だったのを思い出して、小山市立車屋美術館でやっている『山下麻衣+小林直人:ノートとノートの中』に行ってきました。わりと...
Posted by 千葉 英寿 on 2015年11月23日

2015年11月22日

宮沢りえ、宮澤賢治を読む。“朗読” という、馴染み深くて、新しいエンターテインメント「Audible」


このところ、地下鉄の駅や通路でよく見かけるこの広告。なんの広告だと思いますか? ドラマティックなシーンをとらえた写真に、名作と言われる詩や小説のフレーズがかぶって、まるで映画やテレビドラマの広告のようにも思えます。

ウェブで公開されている映像には、これらのさまざまな人々のシーンに、女性の声で詩の朗読が流れてきます。詩を朗読しているのは、女優の宮沢りえさん。この詩はだれもが一度は耳にした事があるはずの、宮澤賢治の「雨ニモマケズ」です。





この広告および映像はオーディオエンターテインメントコンテンツ「Audible(オーディブル)」を紹介するもので、11月16日、Audible, Inc.は宮沢りえさんと糸井重里さんの朗読によるスペシャルコンテンツの提供開始を発表するイベント「Audibleパブリックリーディング ー物語に耳を澄まそうー」を開催しました。

スペシャルコンテンツは、女優の宮沢りえさんの朗読による宮澤賢治の『雨ニモマケズ』と、「ほぼ日刊イトイ新聞」を主宰するコピーライターの糸井重里さんが、「ほぼ日」の人気コラム『小さいことばを歌う場所』をみずから朗読したもので、11月16日より配信が開始されます。イベントでは宮沢りえさんが『雨ニモマケズ』を朗読し、イラストレーターのエドツワキさんがライブペインティングを披露し、完成した作品の前で、宮沢さんと糸井さんのトークショーが行われました。

糸井さんは、朗読は文章と違って読み飛ばせないので、否応なく時間がかかり、「心地の良い “じれったさ” がある」と語ると、宮沢さんは「“じれったい” っていいですね。とっても贅沢な時間だと思います」とし、さらに「子どもは物語を耳から聞きますが、大人がその体験をできるのは素敵」と語りました。また、糸井さんは「ほぼ日」で公開している、思想家の故・吉本隆明氏の膨大な講演音声の配信も12月より始めると明かしています。





Audibleはオーディオブックの提供サービスで、日本では2015年7月にサービスを開始しており、著名作家の作品をはじめ、ビジネス書や落語まで、プロのナレーターや俳優による朗読をコンテンツとして提供しています。Audibleアプリをスマートフォンにインストールして利用でき、章を飛ばして聴いたり、後で聴き直せる「ブックマーク」や、朗読スピードを0.5倍から3倍まで6段階調節できる機能も備わっています。月額1500円で聴き放題の定額サービスで、登録後は1カ月の無料体験できます(Amazonプライム会員向けに初回3カ月間の月会費が無料になるキャンペーンあり)。





冒頭に紹介した映像は、Audible公式サイトをはじめ、六本木ヒルズビジョン(公開中〜11月22日)や映画『スター・ウォーズ フォースの覚醒』の上映前プレビューで配信されます(12月19日〜2016年1月1日)。

Audible公式サイト

2015年11月20日

STAR WARSな幻想世界を紡ぐ、セドリック・デルソーの写真展を紹介する記事を書きました。一見の価値あり。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年11月20日

2015年11月18日

え、え〜、あ〜。「シン・エヴァンゲリオン劇場版」はタイトルが変更になり、「シン・ゴジラ」となりました。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年11月17日

2015年11月17日

『ここさけ』2度目。どうしてももう一度スクリーンで見ておきたくて。1回目は仕事モードで見てしまったので、ひと月近くの間を空けて、まっさらな状態で見たら、不覚にも泣けた。ただ、やっぱり、たくみのじいちゃん、ばあちゃん、成瀬のおかあさんの目...
Posted by 千葉 英寿 on 2015年11月17日

2015年11月16日

最近、この広告、地下鉄とかで見かけません? 今日はこの広告の「Audible」の記者発表会に行ってきました。Audibleってオーディオブックのフォーマットだとばかり思っていたのですが、オーディオブックのサービスとしてアマゾンが展開をはじめ...
Posted by 千葉 英寿 on 2015年11月16日

2015年11月15日

21日から目黒シネマで開催される『市川準監督特集上映』を企画した犬童一心監督のインタビュー前編がエンタメステーションに掲載になりました。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年11月15日

2015年11月14日

なぜか、人気アートブロガーの弐代目・青い日記帳さんとはろるどさんが行う『あなたが選ぶ展覧会2015』の上位25の展覧会を発表する配信番組に、出演することになりました。お二人では「絵的にイマイチなので」とのことですが、こんなオッサンが行っ...
Posted by 千葉 英寿 on 2015年11月13日

2015年11月10日

ひさびさの韓国映画の試写に行ってきました。夏ごろから話題になっている『ビューティー・インサイド』です。朝、目覚めると他の人間になっている特異な病いを持つ“僕”が、ある女性に恋をしてしまい…といったストーリー。主演は“僕”と恋に落ちるイス...
Posted by 千葉 英寿 on 2015年11月10日
2016年4月12日から東京国立博物館表慶館で開催される『特別展 黄金のアフガニスタン〜守りぬかれたシルクロードの秘宝〜』の報道発表会に駐日アフガニスタン・イスラエル共和国大使館にきています。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年11月9日

2015年11月6日

明日11月7日(土)から東京都現代美術館で開催される『東京アートミーティングⅥ “TOKYO”ー見えない都市を見せる』の内覧会に行ってきました。冒頭の3展示室で展開されている「YMO+宮沢章夫」に圧倒されて、そのあとの展示は蜷川実花さんぐらいしか記憶に残らないぐらい。やっぱりYMOってキョーレツです。http://www.mot-art-museum.jp/exhibition/TAM6-tokyo.html
Posted by 千葉 英寿 on 2015年11月6日
ガメラ50周年特別映像の試写に行ってきました。大スクリーンで見る映像はYouTubeで見るのとはやっぱり違って大迫力でした。早く本編をIMAX3DとかMX4Dとかでみたいもんです。待ちきれない!
Posted by 千葉 英寿 on 2015年11月6日

2015年11月2日

先週金曜日は『村上隆の五百羅漢図展』のレセプションに行ってきました。ゆずも、田中泯も見かけたのに、それどころじゃなくて、なんか場当たり的な展覧会写真を撮っただけになっちまいました。それというのも、実は、この2週間、完全に東京国際映画祭に...
Posted by 千葉 英寿 on 2015年11月2日
これから横浜美術館で「中島清之 日本がの迷宮」展の内覧会です。プレス内覧会に間に合わなかったので、写真はこれだけになりそう。残念。
Posted by 千葉 英寿 on 2015年11月1日

2015年8月20日

新宿にまたゴジラが出現!新宿クリエイターズ・フェスタ2015

砂像ゴジラは9月27日まで新宿中央公園の水の広場で公開中

瓦礫からゴジラの頭部突き出し、土台の脇からゴジラの爪が

新宿駅周辺各所において繰り広げられるアートイベント『新宿クリエイターズ・フェスタ 2015』。2015年8月21日(金)の開会に先駆け、砂像彫刻家・保坂俊彦さんの手による砂像『ゴジラ』がお目見えした。頭上には「ゴジラVSキングギドラ」でゴジラが破壊した都庁庁舎が精密に作りこまれ、背面にはキングギドラ、側面にはモスラ、ラドン、メカゴジラといった人気の東宝怪獣が。

会場のひとつである新宿中央公園・水の広場に設けられた特設会場にはおよそ50トンもの砂を持ち込んで制作されたもの。8月10日より制作が続けられてきた。完成間近になっての天候の急変で、完成が危ぶまれたが、あとは土台部分に描かれた怪獣たちを仕上げて完成となるようだ(19日12時現在)。

背面にはキングギドラ!

右側面にはガイガン、ラドン、未完成だがヘドラらしきものも

左側面にはメカゴジラ、モスラ、メガロが。土台には10体ほどのサブキャラを描く予定だそうだ

保坂俊彦さんは2013年夏の江ノ島での「進撃の巨人」砂像も記憶に新しい、砂像彫刻家のひとり。東京藝術大学在学中より砂像制作をはじめ、世界各地で開かれる砂像コンテストに日本を代表する招待作家として参加するアーティスト。砂では難しい人体や動物等の表現に優れ、高い評価を得ている。

9月27日まで公開。砂像には完成後、定着剤が吹きつけられ2,3ヶ月は形を留めることができる。

炎天下、砂像制作に取り組み保坂さん


砂像の都庁の目の前には都庁が

http://www.scf-web.net

2015年8月18日

《そうかえん》をライブで! 「平成27年度富士総合火力演習」ライブビューイング


アーティストや演劇、歌劇など、さまざまなエンターテインメントコンテンツを劇場で上映するようになり、ますます劇場の可能性を拡大しているODS(Other Digital Stuff)。いまや、『ライブビューイング』という名称がすっかり定着した感があります。

そして今週末ライブビューイングの極めつけとも言えるコンテンツが上映されます。

そうかえん!

そうです。「富士総合火力演習」の様子が劇場で上映されます。『「平成27年度富士総合火力演習」ライブビューイング』が8月23日(日)10:00〜12:00に新宿バルト9、T・ジョイ大泉をはじめ全国16館の劇場で行われます。

富士総合火力演習とは、陸上自衛隊が行う演習のひとつで、静岡県御殿場市の東富士演習場で実施されています。戦車や火砲による実弾射撃、ヘリコプターなどの展示飛行など、目の前で繰り広げられる大迫力、大音響の “そうかえん” を、劇場ならではの4Kスクリーン(一部劇場のみ)とサウンドでライブで再現します。




富士総合火力演習の訓練そのものは7月から8月にかけて行われるもので、その後、8月下旬に行われる展示演習が公開されています。展示演習は前段と後段の二部構成で行われ、前段では、陸上自衛隊の火力を主要装備ごとに遠距離火力、中距離火力、近距離火力、ヘリコプター火力、対空火力及び戦車火力について紹介、後段では、統合運用による「島嶼部における攻撃への対応」として重要な三段階である「部隊配置」「機動展開」「奪回」の作戦様相を取り入れた演習が展開されます。

1961年から行われている富士総合火力演習ですが、ここ数年は、一部の興味のある方だけでなく、家族連れやデートで参加するイベントとなってきており、数万人が参加できる一般公募の抽選もなかなか当選しなくなっているようです。また気軽に演習の様子を見ることができる、ニコニコ生放送やスカパーなどの中継も行われています。

今回のライブビューイングは演習には行けないけれど、より迫力のある映像、音響で “そうかえん” を楽しみたいというニーズに応えるものと言えます。


【平成27年度富士総合火力演習 ライブビューイング 実施概要】
◯開催日時
2015年8月23日(日)10:00開演(予定)
※公演時間等は予告なく変更になる場合があります。
◯料金 3,000円(税込)
◯実施劇場
新宿バルト9(完売)、T・ジョイ大泉、T・ジョイ蘇我、横浜ブルク13、こうのすシネマ、T・ジョイ新潟万代、T・ジョイ長岡、梅田ブルク7、T・ジョイ京都、広島バルト11、T・ジョイ出雲、T・ジョイ博多、T・ジョイリバーウォーク北九州、T・ジョイ久留米、T・ジョイパークプレイス大分、鹿児島ミッテ10
◯注意事項
・本イベントは静岡県御殿場市の東富士演習場にておこなわれる「平成27年度富士総合火力演習」の衛星生中継です。
・当日、天候不良等により平成27年度富士総合火力演習が中止となった際は、昨年行われました演習の映像VTRを上映します。
・本イベントは衛星生中継のため、天候等により映像・音声に乱れが生じる場合があります。あらかじめご了承下さいますようお願いいたします。

2015年8月7日

MUSEUM PROFILE 02:小山市立車屋美術館

日光街道に面して位置する小山市立車屋美術館。見た目は立派な家という風情だ

小山市立車屋美術館は2009年4月、栃木県小山市の南西に位置するJR間々田駅近く、日光街道に面した地に開館しました。同館はこの地のかつての豪商・小川家が所有していた住宅ならびに蔵である「小川家住宅」を活用した、大変風情のある美術館です。


国の登録有形文化財「小川家住宅」

小山市の中央を流れる思川はそのまま利根川へと注ぎ、江戸と直結することで、江戸から明治にかけて水運が盛んでした。当時、小山市乙女にあった乙女河岸で肥料問屋「車屋」を営んでいた小川家は隆盛を極めました。現存する小川家住宅は入母屋造りの主屋、土蔵、表門、米蔵、肥料蔵の5棟からなり、鉄道の発達にともない、明治末に現在の日光街道沿いの地に新築・移築したものです。


美術館から5〜6分歩けば、思川の土手を望むのどかな田園風景が広がる

これらの建物は当時の繁栄ぶりを伝える貴重な遺産であり、建築としても絶妙に洋風を取り入れた近代和風住宅としての価値が認められ、2007年8月に国の登録有形文化財に登録されました。小山市では貴重な建造物の活用を目的に、旧米蔵の改装し、内部にホワイトキューブを設けた展示スペースを設置、美術館として開館しました。

旧米蔵。内部を改装して展示室となっている

肥料蔵。内部は以前の蔵のままだが、ここに作品を展示することも

主屋のとなりに立つ重厚な土蔵

表門。左の門柱に表札が見える

同館は地域にゆかりの美術をはじめ、幅広く美術を紹介する美術館として親しまれています。近年は現代美術の紹介にも力を入れており、現代的な展示スペースとともに、蔵そのままのスペースや主屋の居間なども活用した多彩な展示空間で展開されており、注目される存在となりつつあります。

旧米蔵の展示風景。『岩崎貴宏展 埃(10-10)と刹那(10-18)』(2015年7月11日〜9月6日)より

主屋での展示風景。『岩崎貴宏展 埃(10-10)と刹那(10-18)』(2015年7月11日〜9月6日)より

主屋での展示風景。『岩崎貴宏展 埃(10-10)と刹那(10-18)』(2015年7月11日〜9月6日)より
肥料蔵での展示風景。『岩崎貴宏展 埃(10-10)と刹那(10-18)』(2015年7月11日〜9月6日)より


[開館時間]
9:00〜17:00

[休館日]
月曜日・第4金曜日・祝日の翌日(土・日・休日にあたる場合は除く)・年末年始

[問い合わせ]
〒329-0214  栃木県小山市乙女3-10-34
TEL 0285-41-0968(代表)FAX 0285-41-0922


2015年8月5日

極小化されたゆうえんちの記憶《岩崎貴宏展 埃(10-10)と刹那(10-18)》小山市立車屋美術館

アウト・オブ・ディスオーダー(地勢レンダリング) 
2015年 髪の毛

鉄塔のような巨大構造物を髪の毛などを使って極小サイズで再現する《アウト・オブ・ディスオーダー》、歴史的な建築を実像と水面に映る虚像を融合させた《リフレクション・モデル》などで国内外から評価が高いアーティスト岩崎貴宏。岩崎の国内初となる個展「山も積もればチリとなる」が3月に黒部市美術館で開催され、7月からは『埃(10-10)と刹那(10-18)』とタイトルを改め、小山市立車屋美術館で開催中だ。

栃木県小山市で開催するにあたり、新たに小山という地に寄り添った内容へと改変されている。その象徴的な存在が《アウト・オブ・ディスオーダー》の中で再現された観覧車だ。小山市は過去、小山ゆうえんちという関東に住まう人なら多くの方がご存知の遊園地があった。そのいまはなき遊園地の記憶を観覧車というかたちにとどめている印象的な作品だ。

会場となっている小山市立車屋美術館は、明治大正期に肥料問屋としてこの地に近い思川に面した乙女河岸にあった小川商店(屋号は車屋)の入母屋、平入り2階建の和洋折衷の住宅で、登録有形文化財に登録されている「小川家住宅」を活用した美術館で、旧米蔵を改造して内部にホワイトキューブを設けた展示室を持つ。

本展はこの旧米蔵を主会場として、新作の《アウト・オブ・ディスオーダー〈生命の風景〉》(塩で作られた大地に素麺やうどん、ビーフンでできた構造物)などが展示されているが、登録有形文化財である母屋や肥料蔵にも作品が展示されている。ホワイトキューブとはまた違った味わいのある作品を展開しており、こちらも見逃せない。

アウト・オブ・ディスオーダー(生命の風景)
2015年 塩、素麺、うどん、冷麦、ビーフン

アウト・オブ・ディスオーダー(地層)
2011ー2015年 シーツ、バスタオル、衣類、麺、毛糸

アウト・オブ・ディスオーダー(地勢レンダリング) 
2015年 髪の毛

アウト・オブ・ディスオーダー(布団) 
2010年/2015年 布団、髪の毛

アウト・オブ・ディスオーダー(世界の藪々) 
2015年 歯ブラシ、柵


黒部市美術館・小山市立車屋美術館共同企画 岩崎貴宏展
http://www.takahiroiwasakiexhibition.com

MUSEUM PROFILE 02:小山市立車屋美術館(アートな日常、エンタメな毎日)
http://chibahidetoshi.blogspot.jp/2015/08/blog-post.html

2015年7月3日

CM映像に新しい波〜「もったいない」で明日は変わる:ACジャパン+NHK《コミックス・ウェーブ・フィルム》



NHKがACジャパンと共同で行っているキャンペーン「『もったいない』で明日は変わる」のCM映像が話題だ。

フルアニメーションで製作されており、さまざまなシーンで学生やアルバイトなどの若者が「もったいない」とつぶやくというもの。モノや資源を惜しむ「もったいない」ではなく、未来を創造することばとしての「もったいない」を伝えたい、立ち止まっていて「あきらめてはもったいない」「なにもしないままではもったない」をメッセージにこめているという。アニメーションを手がけたのは四宮義俊。

非常にクオリティの高い映像で、アニメに明るい人なら「おっ、これ、新海誠?」と、ピンとくる方も多いのではないか。新海誠監督は「秒速3センチメートル」など、これまでのアニメーションとは一線を画したドラマティカルな映像を紡ぎ出す作家だ。ここ数年、新海監督が手がけた大成建設の「地図に残る仕事。」シリーズのCM映像が好評をえている。四宮義俊監督は新海監督の「言の葉の庭」でポスターイラストなどを手がけており、新海作品に見えるのも宜なるかな。

『秒速3センチメートル』(2007年)
©Makoto Shinkai/ CoMix Wave Films

新海誠監督は、宇宙戦争の時代に宇宙と地上に引き裂かれる少年と少女の淡い恋を描いた初監督作品「ほしのこえ」(2002年)を25分のフルデジタルアニメーションとしてほとんどひとりで制作。非常にクオリティの高い映像とともに、第1回新世紀東京国際アニメフェア21公募部門で優秀賞などさまざまな賞を受賞し、注目を集めた。

その後、初の劇場長編作品「雲のむこう、約束の場所」(2004年)、ロングランヒットとなった「秒速5センチメートル」(2007年)、ファンタジー色の強いジュブナイル「星を追う子ども」(2011年)を制作。2013年に公開された「言の葉の庭」では監督初の恋愛ストーリーとなり、美しい雨の描写が話題になった。

『言の葉の庭』(2013年)
©Makoto Shinkai/ CoMix Wave Films

2009年には初のTVCM作品となる信濃毎日新聞のCMを公開、大成建設の「地図に残る仕事」はシリーズ化されており、「ボスポラス海峡トンネル」篇、「スリランカ高速道路」篇、「ベトナム・ノイバイ空港」篇と3本を新海監督が手がけている。「新ドーハ国際空港」篇は新海監督が所属するコミックス・ウェーブ・フィルムが監督・作画に田澤潮さんを迎えて制作しており、今回の「『もったいない』で明日は変わる」同様、新海“チーム” の仕事となっている。

大成建設:ボスポラス海峡トンネル篇より

大成建設のCM以降、マルコメやディズニーなど積極的にフルアニメーションでCMを製作するケースが増えつつあり、CM映像の新たなムーブメントを感じさせる。ちなみにマルコメのCMを手がけたのは新進のアニメーションスタジオ、スタジオコロリドだ。

同CMのオンエア予定は以下のとおりで、以降も随時放送予定だ。また民放各局では7月以降に放送を予定している。

■30秒スポット
7/4(土)23:44〜 BS プレミアム

■15秒スポット
7/3(金)22:49〜 BS プレミアム
※編成の都合により放送内容が変更となる場合があり。

<NHK-AC共同キャンペーン「『もったいない』で明日は変わる」>
監督:四宮義俊
アニメーション制作:コミックス・ウェーブ・フィルム
音楽:保科潤
声の出演:柳生みゆ/高杉真宙

コミックス・ウェーブ・フィルム

2015年3月11日

福島を、神戸を、忘れていませんか? ドラマ『LIVE! LOVE! SING!』から学ぶ復興の現実


3月10日(3.11の前夜)、NHKで放送された『LIVE! LOVE! SING!ー生きて、愛して、歌うこと』という、震災で福島を去らなければならなかった4人の高校生たちの地元への旅を描いたドラマを見ました。

神戸に住む朝海は、学校の行事で神戸復興を願って作られた「しあわせ運べるように」を歌わなければならないことにジレンマを感じている。そんな時、小学校の時の同級生から、学校に埋めたタイムカプセルを掘り起こしに、福島に行こうという誘いがくる。そして、神戸、横浜、二本松と電車を乗り継ぎ、故郷を離れた同級生たちと合流しながら旅をし、やがて原発から数キロのところあるために、立入禁止となった故郷の街にたどり着き、そこで…というドキュメントタッチのロードムービーでした。

「復興」という二文字に対する神戸と福島の違いをまざまざと見せつけられました。そこには、20年経っても消えない傷を背負いつつも復興を進めてきた神戸と、復興を進めたくとも原発のために進められない日本に打ち捨てられた福島の、それぞれの厳しい現実がありました。

僕は(実家は仙台ですが)どちらとも深い関わりを持たないことで、多くの方々と同じ立場だと思いますが、これは少なくとも日本人ならみんなが共有し、みんなで考え、解決していかなければならない事だと思います。この現実を見れば「福島は完全にコントロールできている」などという安部首相の言葉は空虚に感じます。

エンディングの「しあわせ運べるように」の合唱はもちろんよかったのですが、劇中で幻想的な祭のシーンで歌われる「GIGつもり」の「震災なんか、なかった、つもり」という歌詞に思わず泣けてました。

まだ再放送は決まっていませんが、たぶん放送してくれるでしょう。NHKですから。キリッ。

脚本:一色伸幸、監督:井上剛、音楽:大友良英、Sachiko M


2015年2月4日

第18回文化庁メディア芸術祭に行ってきた![フォトレポ]

ひとまず写真のみ! 追って記事書きます(笑)

平成26年度[第18回]文化庁メディア芸術祭が国立新美術館において開幕しました。
メディア芸術祭はアート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門で世界71の国と地域から3,853の応募の中から選ばれた受賞作品と功労賞受賞者の功績などが紹介されます。


大賞受賞者と功労賞受賞者のみなさん

【アート部門】
※大賞該当作品なし

アート部門 優秀賞
「センシング・ストリームズ ー不可視、不可聴」
メディアインスタレーション
坂本龍一/真鍋大度[日本]
アート部門 優秀賞
「Nyloïd」
メディアパフォーマンス
Cod.Act(Michel DECOSTERD / Andre DECOSTERD)[スイス] 
アート部門 優秀賞
「これは映画ではないらしい」
メディアインスタレーション
五島 一浩[日本]
アート部門 新人賞
「Symbiotic Machine」
ハイブリットアート
Ivan HENRIQUES[ブラジル]
アート部門 審査委員会推薦作品
「I was looking for Park Hyatt Tokyo」
グラフィックアート
Jorgen AXELVALL[スウェーデン]

【エンターテインメント部門】

エンターテインメント部門 大賞
「Ingress」
ゲーム、アプリケーション
Google`s Niantic Labs(創業者:John HANKE)[米国]

エンターテインメント部門 優秀賞
「のらもじ発見プロジェクト」
ウェブ、オープンソースプロジェクト
下浜 臨太郎/西村 斉輝/若岡 伸也[日本]
エンターテインメント部門 優秀賞
「handiii」
ガジェット
近藤 玄大/山浦 博志/小西 哲哉[日本]
エンターテインメント部門 優秀賞
「handiii」ガジェット
近藤 玄大/山浦 博志/小西 哲哉[日本]